
鹿児島に秋の訪れを告げる風物詩、「おはら祭」の本まつりが11月3日、爽やかな秋晴れの下で盛大に開催されました。今年で74回目を迎えた「おはら祭」。昭和24年の鹿児島市市制施行60周年を記念して始まった南九州最大の祭りです。今年は本祭りが3連休の最終日と重なったこともあり、市内中心部は熱気に包まれました。
1万人超の踊り手が魅了! 鹿児島の秋を彩る最大イベント
今年も、老若男女を問わず約140連から1万1,200人あまりの踊り手が参加。軽快な「おはら節」や「鹿児島ハンヤ節」などの音楽に合わせて、華やかな衣装を身にまとった連(グループ)が、市街地のメインストリートを練り歩きました。
参加者の息の合った踊りはまさに圧巻で、沿道に詰めかけた観客からは大きな拍手や声援が送られました。前日の夜祭りと合わせて延べ25万5,000人の踊り手と観客が一体となって天文館一帯を盛り上げました。
世代を超えて愛されるイベントへ
秋晴れの空の下、伝統の力強さと、新たな文化の柔軟さが融合した今年の「おはら祭」は、多くの人々の心に深く刻まれたことでしょう。この祭典は、鹿児島の文化を継承しつつ、時代とともに進化を続ける、世代を超えて愛されるイベントとして、今後も地域を盛り上げていくことが期待されます。